取材GRASSROOTSインタビュー室

インタビュー:「Climate Live Japan」飯沼雄介さん〜音楽ライブで気候変動危機を訴える、「気候変動はじめましてさん」の入口~

編集部 2026/01/08

 「気候変動問題」ーーーこの言葉を聞いて、皆さんは何を想像するだろうか。CO2の排出による気温上昇、北極や南極の氷の融解、それがもたらす生態系への影響、熱中症・感染症などの健康被害、食料・水資源の不足など、様々なことが思い浮かぶかもしれない。
 こうした気候変動の問題に対して取り組んでいる団体のニュースは、世界中で目にすることがあるだろう。デモ行進やストライキなど、幅広く抗議運動が行われている。グレタ・テゥーンベリ氏ら若手環境活動家の活躍は、学校教育で取り上げられることも少なくない。
 日本国内にも、若者世代などが気候変動問題へ関心を持てるようなきっかけをつくるため、音楽を通じた啓発活動を行う「Climate Live Japan」という団体があることを知っているだろうか。今回は団体の活動について「Climate Live Japan」メンバーの飯沼雄介さんにお話を伺った。

 ーはじめに「Climate Live Japan」はどういった団体なのでしょうか。

 「Climate Live Japan」は、音楽を通じて若い世代に気候変動問題に興味を持ってもらうきっかけ作りを目的として活動しています。現在、社会人と学生のボランティアメンバー6人で協力して運営しています。 

ー飯沼さんご自身が環境問題に興味を持つきっかけはなんでしたか?

 大学4年生の卒業間近の時期に、同じく環境問題に取り組む「Fridays For Future」という団体に所属する友人に出会ったことがきっかけでした。一般企業への就職も決まっていたため、仕事と活動の両立や、活動への関わり方について悩む期間が半年程ありました。
 そんな中、SNSで「Climate Live Japan」の存在を知り、音楽を軸にする団体の活動を知り、楽しみながら社会問題に関われそうだと思って、一歩踏み出し活動に参加するようになりました。

ー普段は、どのような活動をしていますか。

 いつもは、「気候変動はじめましてさん」と表現していますが、まだまだ気候変動などの環境問題について関心のない、知らない方々に対し、問題の理解を深められるようなイベントブースを出展したり、トークイベントへの出演などを通して気候変動問題の啓発を行っています。
 また、年1回ほど開催している音楽イベントに向けた準備も日々行っています。アーティストの方への出演交渉や、企業の協賛を集める営業活動など、様々な方と連絡を取り調整を行っています。
 環境問題に取り組む他の団体の方々と協力しながらイベントなどで共同出展することもあり、横のつながりも大事にしながら日々活動しています。


ー活動していく中でやりがいを感じることはなんですか?

 他の団体の方々から、「環境問題への関心を持つ入口としての役割を果たしてくれているね」と言っていただいたときに自分たちの活動に意味を確認できますし、やりがいを感じます。ライブに参加してくれた同世代の若者が音楽を通じて、「世界中で気候変動による影響を受けている人たちがいることを知ることができた」と問題に関心を持ってくれることは嬉しいです。

ー今後の活動について

 引き続き、「気候変動×音楽」をテーマに活動して、気候変動問題に関心をもってもらう「入口」としての役割を果たしていきたいです。
 私自身、ワーキングホリデーの制度を使って、来年1月からカナダに行くため、これをきっかけに海外の団体とも連携をとれるようになったら良いなと考えております。



ー来年の3月6日に1年9か月振りの大型ライブイベントを開催されますね

 はい、3月6日の夜、「新宿MARZ」で、あっこゴリラさん、片平里菜さん、春ねむりさんなどのアーティストが出演予定です。


音楽を楽しみながら気候変動についても思いを馳せる、そんな空間を目指して企画を進めています。多くの人のご参加をお待ちしております。

https://www.instagram.com/climatelivejapan


【編集部】
 今回のインタビューを通じて、「Climate Live Japan」さんの「音楽を通じて気候変動問題に取り組む」という手法は新しい取り組みであり、これまで気候変動問題に関心を持つ機会がなかった層に対する❝入口❞となる画期的な手法だと感じた。ぜひ、この記事を御覧になった方々で気候変動問題に関心がある、もしくはまだ何もしらないが一歩踏み出してみたいという方は、来年の3月のライブイベントに参加してはいかがだろうか。